コチラ 義母の夢、『一人焼肉』 | 50歳過ぎてからのコトはじめ コチラ

義母の夢、『一人焼肉』

ちーと・でい

本日は義母のやりたかったことに協力したお話です。

先日、夫の携帯に一本の義母からの電話がありました。

『近くまで遊びに来たの。一人焼肉をしようっと思って。』

たまたま、私も夜勤前で自宅にいたので、夫のそばにいました。電話を切った夫が不思議な顔をして言います。

『おふくろ、近くまで来てるらしい。分かんないのがさ~、一人焼肉したいらしいんだけど、一人焼肉するなら何で連絡してくるんだ?』

『連絡くれたんだし、会いに行って確かめてみたら?』と提案すると、夫はとりあえず出かけて行きました。

夫からの電話

しばらくして、夫から機嫌良さそうな声で連絡がありました。

『おふくろさ、前息子Aが『美味しいよ』と言ってた、例の焼き肉定食屋に行きたいらしい。せっかくだし、俺たちも行く?』といいます。

私は夫も何言ってるんだが、分かりません。けれど、まあ、義母は要するに焼き肉食べたかっただけなのかな?と思いながらお店まで行きました。

「焼肉食堂 やまと」の前で、二人がニコニコしながらまっています。

義母が、『ひさしぶり~、夜勤前なんだってね。ごめんね、今日一人焼肉をしようと思って』とこれまた意味不明のあいさつをします。

お店に入って別々で食べるってこと?と混乱しながらも笑顔で一緒に店にはいると、夫が店員さんに『3人です』といって、テーブル席に案内してもらっています。

一人焼肉の意味

テーブルに何の抵抗もなく、二人は座ります。お店に入る前から決めていたのと「4種盛り定食」に二人ともするというので、合わせました。

義母が、嬉しそうに見渡して、きれいな所ね。嬉しそうに話します。どうも息子Aから、ここを教えてもらったときから行きたかったらしく、一度下見にも来ているらしい。

テーブルに焼くところが2か所あります。義母が「あなたたち、そっちで食べてね。こっちは私ね。』と急に言い始めた時に、定食が届きました。

食べ始めてわかりました。義母の一人焼肉の意味。

割り当てが決まっていて、自分のペースで、自分の好みの焼き方、順番で食べたかったのだとそれが義母の言う一人焼肉なんだと

そもそも、義母が子育ての時は激動なことが多すぎて、焼肉を外食したことがないと思います。自宅での焼き肉も、家族にせっせと焼いてやり、自分は残りを食べていた、そんなところでしょう。

子どもは巣立って、義父も他界した。『誰かのために焼く焼肉』じゃなくて、自分のために焼いてたべたい。でも、一人でお店に入る勇気がない。

嬉しそうに義母は焼いて食べていました。自分の分を夫にあげるということもせず、全部食べ切って喜んでいました。

『夢がかなったわ。ありがとう‼』

人の夢は人それぞれ。

可愛い夢だなあと思ったので、今日ご紹介しました。

皆さんの夢ってななんでしょう?

日もお読みくださり、ありがとうございました。

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