コチラ 「使えるネタ」の見直し | 50歳過ぎてからのコトはじめ コチラ

「使えるネタ」の見直し

ちーと・でい

突然ですが、皆さんに問題です。

〈問題〉                                          皆さんは営業の仕事をしています。今度異動があり、後輩に引き継ぎを行うことになりました。緊張している後輩を連れて、お客様に挨拶周りをしていきます。始めは引き継ぎの件で話題はありますが、だんだん話題がなくなってきます。好きな食べもの、好きなタレントと言った「好きな○○ ネタ」は好みが違うと長続きしないですよね⁉ こんなとき、どうしますか?

使えるネタ

上記の話は、私の経験話です。私の社会人最初の仕事は東京で「営業」でした。私はこの話の後輩の方でした。

この時、「私は何か話しかけなくては…」と思いつつも、緊張と余計なことを考えて話しかけられずにいました。

雰囲気を察した先輩が「ねえ、東京23区全部言える?」と切り出します。

私が「えっと、品川区、北区、豊島区…」と言い始めると、先輩は笑顔で指折りをされます。最初すらすら言えても、17,8くらいで思いつかなくなります。

先輩は「なかなか1回で言えないんだよね。もう一度言ってみる?」とか、そばを走る車を指さして「ナンバープレートがヒントだったりして」と笑顔でポソッと言われます。

この日の移動の時は「23区ネタ」で和やかに終えました。

帰りがけ先輩が、「このネタ使えるでしょ⁉ なかなか話題がない時に使ってごらん。年齢、性別関係なくけっこう使えるよ」と教えてくれました。

素敵な先輩でした。先輩のおかげで、営業時代は本当に助かりました。

でもこれ、使えないこともあるのです。

土地ネタは地域が限定される

私が岐阜の夫のもとに嫁いできて、新たに人脈を作る時にこのネタは使えませんでした。

私自身、嫁いできて20年以上経っているのに隣県の名古屋市の区がさっぱりわからないように、大抵は自分のエリアから外れたところの話はさほど興味がないからです。

この古い話をなぜ思い出したかと言いますと…

昨日、現在の仕事場の老人ホームで、男性利用者様がご自身の好きな歌が聴きたいと言われるので、職場のiPadのYouTubeでリクエストの歌をだす手伝いをしていました。

好きな歌が思いつかなくなったのか「次はあんたの好きな歌にしてよ」と言われます。

私はとっさに、以前デイサービス勤務時代にカラオケで歌って皆さんに喜ばれた「お座敷小唄」をだしました。

喜んでくれるとばっかり思っていたら、「これ、俺の子どもの頃の歌じゃないか。あんた歳いくつ?」と驚いた顔で言われました。

考えてみれば、私がデイサービスにいた頃は10年くらい前の話です。今の利用者様と年齢層が違います。

年齢層が違えば、喜ばれる曲は違うのです。

「喜んでくれるネタ」は、時にネタも見直さないと喜ばれないものになってしまいます。

安易に「これ」っていうものはないですね。

私の失敗が皆さんのお役に立てれば幸いです。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

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