「贈り物」ってもらっただけで結構うれしいですよね。何より相手の気持ちがうれしくて、自分のテンションも上がります。
でも、もらって嬉しいで止まるものとめちゃくちゃ嬉しいものってありますよね。
その違いがよく分かる体験をしたので、今日はそのことについて書きたいと思います。
和菓子とほう葉寿し
私は仲の良かった幼馴染と年1~2回、主に食べ物ですが送り合っています。
昔はしょっちゅう一緒にいましたが、お互い結婚してからはものを送り合ったときにlineで話す程度の仲になりました。
彼女が毎年「梨」を送ってくれるので、最近は我が家の近くの和菓子有名店のものを送っていました。
昔は江戸っ子の彼女が喜ぶ、岐阜県の郷土料理の「ほう葉寿し」を自分で作って送っていました。けれど、作る手間が面倒だし、おまけに材料費も高騰してきたので自分では作らなくなりました。有名和菓子の方が彼女も彼女の家族も喜んでくれる、そう思っていました。
たまたま私の夫の仕事場の近くのお店が、この時期限定でほう葉寿しをやっているので、売り上げ協力のつもりで買って彼女に送りました。ほう葉寿し送るのは久しぶりだし、喜ぶかなって思ってはいました。
早速lineでお礼が来ました。
文面でわかったのです。あきらかに有名和菓子よりほう葉寿しがよかったんだということが。
和菓子が美味しいとか違うとかそういうことではなく、身内すべてが都会に住んでいる彼女夫婦にとって、郷土料理は刺さるものだったのです。
「梨」と「ねりもの」
その彼女から、昨日贈り物が来ました。
毎年の「梨」ではなく、かまぼこなどの「練り物」でした。
お礼の連絡をすると、彼女が箱根に大人遠足に行ったそうで、そのお土産でした。
ちょうど我が家のお昼時に届いて、しかも家族みんないたのでさっそく食べることにしました。
息子は最初、手抜きのおかず程度に思っていたようですが、見た目がスーパーのものより高級そうなので興味はあるといった感じでした。
我が家みんな一口食べると、とまらなくなりました。
「めっちゃ美味しい‼」
海無し県民(岐阜県民)にとって、海産物は刺さるのです。
夫と息子は、次から次へと封を開けて食べていきます。「進撃の巨人」のようです。
私は食べた後に彼女にラインをし、感謝の意を伝えました。明らかに「梨」とは違う文面で。
梨も本当にいいもので美味しくて、我が家の皆も喜びます。でも私達は海が近いところの海産物の美味しさは手軽には味わえないので、うれしさが違います。
人にものを送るときに考え過ぎてもいけないのでしょうが、相手に刺さるものを送れたらこんなにも違うのかと思う経験でした。
これからお中元シーズンにもなりますし、頭の片隅に残っていただけると嬉しいです。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
※今日の写真ですが、最初に撮らなかったのでねりものが少量になってしまいました。すいません。
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