コチラ 義母の「ほう葉寿し」 | 50歳過ぎてからのコトはじめ コチラ

義母の「ほう葉寿し」

ちーと・でい

今晩、義母から手作りの「ほう葉寿し」が届きました。

「ほう葉寿し」は岐阜県の主に飛騨地方の郷土料理で、この時期限定のお寿司です。

ホウノキ(朴の木)の大きな葉っぱをつかった料理なので、この葉っぱの柔らかくないと包めないため、時期がどうしても限定されてしまいます。

中身のお寿司は酢漬けした鱒(ます)と紅ショウガがすし飯の上にのっているのがオーソドックスのような気がします。が、その家、その家で卵焼きやシイタケの煮物等トッピングを増やす家もあれば、酢漬けした鱒を細かくしてすし飯と混ぜる家もあり、家庭の味が色濃く出る料理です。

義母も私も遠方からよめにきたので、嫁いでからほう葉寿しの作り方を覚えました。

昔、実家の友達に作って送った時に「これって葉っぱごと食べるの?」と訊かれましたが、葉っぱはたべれません。

昔はお弁当、今はプチ高級品

義母の話では、昔は田畑の仕事に行くときのお弁当でした。

葉っぱは庭に植えてある木からとってきてきれいに洗って乾かして使っていました。中身はすし飯に酢漬けのものをのせているので腐りにくく、ほうの葉っぱを使うのは、葉が大きいだけでなく殺菌があるといった理由もあったとか。食べ終えた葉っぱを畑においておけば肥料にもなるので、昔の人の知恵のすばらしさを感じます。

現代はほうの葉っぱはスーパーで買うようになりました。すべての材料を買って作ると、結構な値段になってしまいます。

材料費に作る手間を考えると、どうもやる気がおきないでいると義母が作ってくれました。

食べるとやっぱりいいものですね。

義母にありがたみを感じたので、今日ご紹介することにしました。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

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