コチラ 大事だけど難しい、元気な親の未来の話 | 50歳過ぎてからのコトはじめ コチラ

大事だけど難しい、元気な親の未来の話

コトはじめ

先日から、元気な親の未来を心配する気持ちが残っていたときに、職場のケアマネジャーにあったので、声をかけました。

「仕事の話ではないんだけど…。」と切り出してみると、「いいよ。何?」と笑顔で返してくれたので打ち明けることにしました。

「今は元気で全く心配いらない親が、例えば何かあって、一人になったり、施設に入ることになったりしたときに、遠方にいる家族はキーパーソン(身元保証人、緊急連絡先)にはなれないですよね?」

この質問に対し、ケアマネジャーは笑顔で 「なれるかなれないかと言われれば、なれるよ。実際にウチの施設でも、近くの身内じゃなくて、遠方の方がなっている方もいるよ。」と答えてくれます。

私が「うちも、私の兄弟が近くにいるっていえばいるんだけど…。」とはなすと、察しのいいケアマネジャーは、余計なことは聞かず、

「ご兄弟とも一度話しておいた方がいいよ。例えば、今後の介護の方向性はあぽろさんが対応するにしても、緊急のときは駆けつけるときまで、対応してほしいとかさ。」

「あと、治療のときに延命を希望するかしないか。それはご両親とも話しておいた方がいいよ。」とアドバイスしてくれました。

私が「あー、延命ね。」と返事したあと、「こんだけこの仕事(介護)して、ケアマネの資格もとっても、自分のことになると全然分からなくなるもんだなあ…」と独り言をいってると、                            

「そうそう。仕事じゃなくて、自分の親のことになると感情も入るから冷静さも欠くし、結構難しいよ。」とフォローして、ケアマネジャーは手を振りながら次の仕事へ行きました。

アドバイスの実現が難しい

一人になって、行動に移すことを考えると、とても難しいことが分かります。

大前提にコミュニケーションの取れている家族なら、「今後のこと、話し合わない?」と切り出して方向性を決めていくことができると思います。

ですが、私はコロナ禍以前に里帰りするのに多額の資金がかかるためほとんど帰っていません。親とも数カ月に一回程度の会話していない状態に、兄弟とは年賀状程度のつきあい、未来を話すのに怖すぎます。

下手をすれば、親も兄弟も、「久しぶりに電話をかけてきたと思えば、そんな話。財産のことでも考えてるの?」と不審がられそうです。

本当は大事な話。いつ、人間はどうなるかわからないのですから。前もって話しておいた方がいいに決まっています。

あれこれ、考えると、結局行動にうつせない。老後問題は簡単にいかないですね。

以前に頑張って取ったケアマネジャーの資格の知識も、今の私には役に立ちません。

できることは…

今できることは、もう少し電話の数を増やして、親とのコミュニケーションをとって何らかのついでに少しずつ確認していくこと。

あとは、いざっていうときに、「私はいるよ。」「役に立ちたいって思っているよ。」と、少しずつ伝えていくことぐらいですね。

大事なことなので、少しずつ気長に伝えていきたいと思います。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

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