この春に高校を卒業した息子Bは、めでたく普通免許を取得しました。(車社会では一般的なことです。)
彼としては、運転スキルをあげるべく、できるだけ車に乗りたい。でも、我が家は人数分の台数がない(車社会は一人一台が一般的です)ので、重要度の高い人から使っていきます。
優先順位の低い息子Bは思うように使うことができません。
今回、夜勤の私の送迎をかってでました。(その間に自分が車をつかえるからです。)
夜勤明けの今日、迎えに来てくれた時にダッシュボードの上に、栄養ドリンクとおにぎりがおいてありました。『差し入れ』といいます。最初は『へー,優しいんだ』と嬉しかったです。が、話を聞いていると『ん?』と思います。
どうも、友達や未来の彼女を乗せる前に、遠出の経験を積みたい。でも一人はちょっと怖い。『ねえ、お母さんつき合ってくれない?』というのがミエミエ。
私としては、『昨日の夜勤は結構ヘビーだったのよ。わかっているかあ…、お母さん貫徹なんですけど。』と言いたい。でもなあ、この不器用な子の友人が増えるきっかけにもなるかもしれないし…。
『美味しいラーメンでも食べに行こうか、前に食べに行きたいって言ってた例のとこ。まあ、1時間半ぐらいあれば、着くでしょ。』と声をかけると『行こう!』とキラキラした目で即答。
『途中寝てくれていいから』と息子
寝れるわけがないでしょ!!
息子の自慢は、私より教習所の成績が優秀だったこと。そして、自宅周辺を乗り回して、自分は結構上手なんじゃないかという過信。
寝れるわけないでしょ。ちょっと都会に行くとそんなの通用しないのよ。交通量が違う。車線は増えたり、減ったりするから注意しなきゃいけないことがうんと増えるの。この辺(自宅周辺)で、交差点はヤバい黄色でも通り抜けたけど、大きい交差点はそんなわけ行かないの。
息子は想定外のことが起きまくり、テンパって状況判断が遅れ、となりの私にめちゃくちゃ言われることになりました。
ラーメンは確かに美味しかったけど、正直運転怖かったあ…と息子。
これって、人生のあらゆることでもいえますよね
息子に言いたい、こんなこと人生でいっぱいあるよ。
・いっぱい勉強して知ってるつもりになっても、経験豊富な人にはかなわない。
・慣れないうちは状況判断が悪くて、遅い。 数をこなして、やっと一人前。
・小さい失敗が大きな事故を予防してくれる。 などなど。
学んでくれたかなあ。お母さん、若くないからそろそろ限界。
体張ってつきあったけど、もうそろそろ限界。帰りたい。布団に入って夢の中に行きたい。
もう少しどこか行きたそうだけど、もういいかな?
お互い、いっぱい学んだね。 いい日だったね、ありがとう。
本日のは、よくぞ最後まで読んでくださいました。本当にありがとうございました。
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